「Can the Clean Development Mechanism really contribute to achieving sustainable development in host countries?」
<第2班第4回研究会>
■報告者 :李態妍(龍谷大学経済学部)
■開催場所 :龍谷大学深草学舎 紫英館2階第一共同研究室
■開催日時 :2008年2月2日 (土曜日) 午後1時半−午後4時半
■議事録番号 :070204
李氏は本報告において、クリーン開発メカニズム(Clean Development Mechanism, CDM)に着目し、CDMが気候変動問題の緩和、発展途上国の持続可能な発展という目的を達成しうるかという点について論じた。
CDMは発展途上国と先進国が協力して、気候変動問題を緩和する有用なメカニズムのひとつとして期待されている。1997年に採択された京都議定書では、CDMの目的として、発展途上国の持続可能な発展の達成を助けるという点と、先進国に義務付けられた温室効果ガス削減ノルマの達成に寄与するという2つの点があげられている。具体的には先進国(ドナー国)が資金と技術を発展途上国(ホスト国)に提供し、発展途上国の温室効果ガスの排出量を削減し、成果を分け合う(クレジット)というかたちをとる。
李氏はCDMプロジェクトの現状での問題点として、ベースライン(CDMのプロジェクトが行われなかった場合に発生すると考えられる温室効果ガス量)及び持続可能性に関する評価基準をあげた。これらの評価基準が正確でなければ、CDMプロジェクトの有効性
そのものに疑問が生じるからである。その他に、アフリカ地域でのプロジェクト実施が極端に少ないなどの地域間格差、既存のODAとの競合などもCDMの課題である。
議論では、CDMと持続可能な発展との関係性、「持続可能な発展」の意味、定義に関する質問などが出された。
■資料詳細 
 
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