「平穏な19世紀と政治経済学:E. H. カーとハンナ・アレントの見たネーションとステート」
<第1班第2回研究会>
■報告者 :清水耕介 (龍谷大学国際文化学部助教授)
■開催場所 :龍谷大学深草学舎8号館会議室
■開催日時 :2005年7月29日(金) 13:30-17:00
■議事録番号 :05010202
 清水氏の報告は、E. H. カーとハンナ・アレントのナショナリズム論の再検討を通じて、「ナショナリズム=暴力=悪」という国際関係学における一般的な図式とは異なる、新しいナショナリズム理解を提示しようとする試みであった。清水氏は、カーやアレントの議論に従うと後発産業国のナショナリズムはどうしても暴力的な帝国主義・差別的な人種主義にならざるをえないということになるが、それではインドの非暴力的なナショナリズムを説明できないことになるとし、政治的主権・経済的主権とは何なのかといったことをあらためて再考する必要があるだろうと結論づけた。
 討論では、アレントとカーの相違点がどこにあるかということや、カーが19世紀を平穏な時代と呼んだ意図、国家と暴力の問題などが議論された。
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